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歯の外傷

歯の外傷の予後は、直後の対応によって左右される部分があります。
今は関係ないと思っていらしても頭の片隅に覚えているかどうかで治り方が違ってくると思います。


1)怪我をしたら
2)その場での処置
3)電話の前に
4)当日の処置
5)翌日のチェック
6)一週間後
7)一ヶ月後

1)怪我をしたら

ここでは、歯の外傷についてお話していきます。怪我をしたらまず、落ち着いて下さい。それから怪我の状態を確認して下さい
どんな落ち着いた性格の方でも、怪我をして出血をすれば驚きますし、自分の事ではなく周りの人の事であっても動転するのが当たり前です。けれどもまず深呼吸をして、落ち着きましょう。あわてても怪我は治りません。冷静になって怪我の状態を確認し、どう対処するのかを決めましょう。
交通事故や過失による事故などでは、後々のために怪我をするに到った状況をきちんと把握しておく必要もあります。

1.外傷の程度の確認

歯の怪我の場合、頭や顔にも怪我をしていることがあります。
怪我の程度によっては、救急車の手配をしなければなりません。
自分達で交通機関を確保して移動できる状況かどうか見極めましょう。

2.警察への連絡

もし、交通事故によって怪我をした場合には、警察への届出を忘れないようにして下さい。怪我をしたことで動揺して忘れてしまうこともあるようです。気をつけましょう。

3.医療機関への連絡

休診日などの事故の場合には、救急車を頼むような状態でないとすれば、自分で対応してもらえる医療機関があるかどうか探さなければなりません。

何科にかかったらよいか分からないような状態であれば、診療科目が多く入院設備の有るような総合病院に相談してみましょう。

4.歯科医院への連絡

身体の他の部分に怪我がなく、他科への受診の必要がない場合は、歯科を受診します。かかりつけの歯科があればまずそこに連絡しましょう。

その医院で対処できないような状態であれば専門医を紹介してもらえるはずです。

特にかかりつけの歯科がない場合は、
 お子さんなら 小児歯科、
 大人の方なら 口腔外科の標榜をしているところ
を受診されるとよろしいでしょう 。

このような手配と平行して、その場での処置を行います。

2)その場での処置

怪我をした直後にどんな処置をしたかで、その後の治り方に違いがでてきます。

ここからは、口の中の怪我についてお話していきます。
口の中の怪我の種類別に対応を整理しましょう。

・骨折

無理に動かさない。
骨が折れていると思われる場合は無理に動かさないように注意して、口腔外科か整形外科を受診して下さい。

・歯の動揺

さわらない。
歯が動いている時にはそれ以上さわらないようにしましょう。

・歯の脱落

乾燥させない。

きれいな状態であればもう一度もとの位置に戻すこともできます。
よごれていても自分では洗わずそのまま乾燥させないように注意して歯科に持参します。

もしあれば整理食塩水、なければイオン飲料水(cf.ポカリスェット)や牛乳にいれて持って行きます。水道水はお勧めできません。

・歯の破折

さわらない。
折れた破片があればもっていきましょう。

保存方法は、上の「脱落した歯」と同様に

・軟組織の損傷

止血する。

かるくうがいをして、ガーゼなどで止血して傷口の状態を確認します。中々止血しない時にはガーゼなどでしっかり傷口をおさえておきます。

ポイントは、「汚さない、無理に動かさない、乾燥させない」です

3)電話の前に

一刻も早くとは思うでしょうが電話の前に「メモ」をとりましょう。

歯科医院に出かける前に電話をして外傷の対応をしてもらえるかどうか確認します。場合によっては口腔外科などの専門医を紹介されるかもしれません。

電話の前にメモをとって、効率的に質問に答えましょう。
怪我の状態や、怪我をした人の年令によっては、口腔外科や小児歯科を紹介されるかもしれません。

下記のポイントに沿ってメモを取ります

怪我をした人:年令・性別

怪我をした状況:いつ・どこで・何をしていて・どのように

怪我の状態:

 口の外の怪我の状態:顔や頭などの傷の有無
 口の中の怪我の状態:舌や頬の内側、唇などの怪我の有無
 歯の状態:歯の動揺・脱落・破折などの状態

以上の様なことを簡単にメモしておきましょう。

電話の時、受付での説明、歯科医師に問診を受ける時などに
きっと役に立つはずです。

4)当日の処置

怪我をして歯科を受診すると、どんな処置をうけるのでしょう?当日は消毒、整復、固定などを行います。

1.問診

怪我をするに到った状況
現在の症状などについて

お話をうかがいます。

また、もともとの体の状態などで心配なことがあればきちんと伝えておきましょう。

2.検査

口の外、口の内側の怪我の状態の確認。
歯の状態の確認。
レントゲンの撮影などの検査を行います。

その医院で対応できないような状態であれば口腔外科などの紹介を受けることになります。

3.消毒 縫合

口の内外の軟組織の損傷については消毒を行います。
軟組織の傷の状態によっては、縫合が必要な場合も有ります。

口の中の傷については歯科医院で行いますが、口の外の傷については、外科、もしくは形成外科を受診することになるかもしれません。

4.破折した歯の処置

歯の破折があればその処置を行います。

破折の程度によって、
 しみないように薬品を塗布する、
 欠けたところに合成樹脂を詰める、
 神経をとる、
などの処置になります。

必要に応じて、麻酔を施します。

また、破折の程度が著しく保存が不可能な場合は抜歯になることもあります。

5.抜けそうな歯の処置

まず正しい位置に歯を戻し(=整復)、
動かないように固定します。

一度抜けてしまった歯でも保存の状態によっては、もとの位置に戻すことが可能です。完全に抜けてしまった歯はもとに戻す前に神経をとってしまい、内部を薬剤で閉鎖することもあります。

6.骨折の処置

顎の骨をもとの位置に戻して、骨がつくまでの間、固定することになります。

骨折している場合の治療は口腔外科の専門医の元で受けられるとよろしいでしょう

7.投薬

感染の防止に抗生物質などの投薬を受けることがあります。歯ブラシのできないような時は、うがい薬などもでます。

処置が終わったら、怪我の程度によって次回の予約をとります。

5)翌日のチェック

怪我をした翌日、消毒のために受診をすることがあります。

怪我の状態を確認し、必要に応じて処置や投薬を受けます。ここでは、一般の歯科医院で治療を受け、当日帰宅をした場合にしぼってお話します。

・痛みの状態

強い痛みがないかどうか、鎮痛剤を使用したかどうかなどについて確認します。

痛みが余り強い場合は何が原因かを確認し、再処置を行います。
通常は、骨折以外の場合、翌日の来院時には、痛みはだいぶおさまっています。

・全身状態

睡眠、栄養は通常通りとれたかどうか、発熱などの全身症状の有無について確認します。状態によっては他科の受診をお勧めします。

・軟組織の傷の状態

感染の可能性がないかどうか、確認をします。

感染の可能性が有る場合、抗生物質の投与などについて再考します。縫合をした場合はその状態も確認します。

・歯の状態

抜けかけた歯などを固定した場合は、固定の状態をチェックします。
私どもでは翌日の状態がよければ、次は1週間後に再来していただいています。

6)一週間後

怪我をして一週間後の傷の状態を確認します

・痛みの状態

この時期に痛みが続いている場合、傷口からの感染がないか、初診時に歯の破折や骨折を見のがしていないかを再確認する必要が有ります。通常は、この時期には日常生活に差し障るような痛みは見られません。

・全身状態

何か心配な症状がないかどうか確認します。

・軟組織の傷の状態

一週間で軟組織の傷口はだいたいふさがっています。傷口を縫合した場合はこの回に抜糸します。傷口の治り方が遅い場合、感染を起こしていないかどうか確認します。

・歯の状態

抜けかけた歯などを固定した場合は、固定の状態をチェックします。固定装置の脱落・破損などがあれば修理します。

林歯科医院では、小さな外傷の場合はこの回の消毒で終了し、定期検診にまわっていただきます。ぶつけたところの歯の破損などの修復が終わっていない場合は引き続き治療を行います。

固定をした場合、打撲の程度が強い場合には、一ケ月後にもう一度いらしていただきます。

7)一ヶ月後

怪我をして一ケ月後の傷の状態を確認します

・痛みの状態

この時期に痛みが続いていることはまずありません。

・全身状態

何か心配な症状がないかどうか確認します。

・軟組織の傷の状態

もし、傷が治っていないようなら、歯の破折したかけらなどが残っていないか、傷口からの感染がないかを調べます。

・歯の状態

固定をした場合は、そろそろ固定の除去を考えます。大体、4週間から6週間で固定をはずします。この時期になっても歯が全くついていないようなら、抜歯を考えなければならないかもしれません。

ぶつけた時はなんともなかった歯の色が、この時期になって青黒く変色してくることがあります。このような場合、いわゆる神経が壊死している可能性があります。

多くの場合は神経の処置を行うことになります。

ぶつけた当初、神経の麻痺が起き、電気診などで反応が見られない場合も、神経が生きていればこの時期には回復してきます。再検査して、必要な処置を受けます。

・永久歯への影響

乳歯の外傷の場合、これから生えてくる永久歯への影響は心配なことです。

大人の歯の表面に傷がついたり、歯の生える方向がまがってしまったりすることも無いとはいえません。永久歯への生えかわりが終わるまで、定期的に検診を受けることをお勧めします。

生えかわりの時期がきても永久歯が生えてこないような場合はレントゲンをとって確かめることになると思います。

外傷の予後に不安が有る時には継続して見てもらうようにしましょう

 

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