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親不知のお話

親不知の事で、お困りの方はいらっしゃいませんか?

私達は、親不知について下のような御質問を良く受けます。
簡単ですが、御説明しましょう。


1)親不知って何?
2)親不知は抜かないとダメ?
3)どうして痛くなるの
4)どんな時に痛くなるの
5)痛くなったらどうするの?
6)抜くのが大変って本当?
7)抜いた後腫れるの?

1)親不知って何?

親不知(おやしらず)が痛くて、とか親不知を抜いたけど、大変だった、と言った話を耳にする事があると思います。

人間の永久歯はもともとは32本です。ところが最近は28本しか生えてこない人が増えています。この無くなりつつある歯が親不知(おやしらず)とか、智歯(ちし)と呼ばれる第三大臼歯です 。

人間の顎は、次第に小さくなっていると言われ、歯の本数も少なくなってきている様です。

しっかりした顎をした人なら、きちんと生えてきて噛み合わせに参加したはずの第三大臼歯も、顎の小さい人では、きちんとした位置に生えてこなかったり、埋まったままになってしまったりすることがあります。

このようなきちんと生えてくることができなかった親不知が、のちのちトラブルの原因となることがあります。
さて、親不知を抜くように言われたという話は、よく聞くことです。

では、どんな親不知も抜かないといけないのでしょうか?

2)親不知は抜かないとダメ?

知り合いが親不知を抜いたらしい。自分も抜かなければいけないのだろうか?

特に困ったことはないのだけれども・・・

親不知は必ず抜かなければならないのでしょうか?

そうとは限りません。

しっかりした顎をした人の場合、親不知もきちんと噛み合わせに参加しています。そのような歯を抜く必要はありません。また、特に何かの障害がない限り、今すぐ抜く必要はありません。

もしかしたら、歯が抜けてしまった時に、ブリッジや義歯を入れる時に必要な歯になるかもしれません。

では、どのような時に抜かなければならないのでしょうか?

きちんと生えてくることができなくて、痛みの原因になっている時。
虫歯が出来たのに、生えてきた位置のために虫歯の治療ができないような時。
生えてきたために、それまでの噛み合わせに異常を来たしたり、顎の痛みを生じたりした場合。

このような場合に歯科を受診されると、親不知の抜歯を勧められると思います。

つまり、親不知の存在によって何らかのトラブルが生じ、抜くことによってそれが解決できる場合で、抜歯した方が保存した時より利益があると思われる場合に、抜歯が行われます。

3)どうして痛くなるの?

どんな時に親不知が痛くなるのかお話しましょう。
きちんと生えてきて噛み合わせに参加している親不知は、めったに痛くなったりしません。

1.智歯周囲炎

親不知に特徴的な痛みはこれです。
最後に生えてくる親不知のために場所が残っていない時、半分顔を出したまま出てこられなくなったり、最初から埋まったままになってしまったりすることがあります。

特に、半分顔を出したまま停まってしまうと、歯と周りの歯茎の間は、汚れのたまりやすい場所になってしまいます。歯槽膿漏によってできる「ポケット」が初めからあるようなものです。この部分の炎症を「智歯周囲炎」といいます。

よく、親不知で頬が腫れた、口が開けられなくなったと言う時は、この「智歯周囲炎」が原因であることが多い様です。
下の親不知は、横向きになってしまって生えてこられず、この炎症を起こすことが多くなります。

2.萌出時の疼痛

親不知が生えてこようとする時、出てこようとする力が歯茎や隣の歯を押す為に痛みが生じることがあります。場所が十分有れば、しばらく断続的な痛みが続いた後、歯茎が膨らんで、親不知が生えてきます。場所が足らない場合、押される力も強くなります。

奥歯の後ろの痛みが強い場合は、歯科医院で親不知があるかどうか、生えてこられそうかどうかをレントゲンで確かめてもらうことをお勧めします。

3.親不知に限らない痛み

1.2.のような親不知独特の痛みの他にも、虫歯になれば他の歯と同じように痛みが起こります。

一番後ろに生えてきて歯ブラシがしにくいところにあることも原因となって、虫歯になりやすい傾向にあります。また、生えてくる方向などによっては虫歯の治療が困難であることもあります。

4)どんな時に痛くなるの?

智歯周囲炎の痛みがどんな時に起こるかをお話します。

「とても忙しい時に親不知が腫れて困った」などという話を聞いたことはありませんが?

智歯周囲炎の症状は、歯槽膿漏などと同じように静かに進行します。
軽い炎症が起こっていても体調の良い時には、自覚症状はほとんどありません。せいぜい、堅い物を咬むと痛いといった程度です。

炎症が進み、ある日、突然の様に歯茎が腫れてきたり、頬が腫れたり、ずきずき痛くなったり、口を開けづらくなったり、そんな自覚症状があらわれてびっくりして歯科医院へ飛んで行くという人が多いように思います。

お話をうかがってみると、忙しくて疲労がたまっていたり、小さな赤ちゃんがいて睡眠を十分とれていなかったりという事があります。

睡眠や栄養が十分とれていなかったり、過労になっていたり、風邪をひいて体調を崩したりしたときに、智歯周囲炎の炎症が悪化するのはよくあることなのです。そして、体調が改善するまでは、智歯周囲炎の炎症もなかなか治まりません。

また、その時は体調を整えることで症状が無くなったとしても、親不知がそこにある限り、また体調を崩した時に智歯周囲炎の症状が表に出てくると思った方が良いでしょう。

どうもこれは親不知からくる痛みらしいと思ったら、忙しくてもなんとか時間を作って歯科または口腔外科を受診して下さい。


5)痛くなったらどうするの?

では、痛くなってしまった時の対処についてお話します。
まずは、歯科か口腔外科を受診して下さい。

1.智歯周囲炎の痛み

智歯周囲炎の炎症の症状が強い時は、歯のまわりだけではなく、のどや、顎の関節の周囲も炎症を起こしている為に、口を開けることも難しいことがあります。症状の程度にもよりますが、まず、レントゲンで親不知の位置を確認し、患部の消毒を行います。

当日は具体的な処置を行うことは難しいので、お薬が処方される場合が多いと思います。細菌の増殖を押さえる為に「抗生物質」炎症をおさえるために「消炎剤」眠られないような痛みがあれば「鎮痛剤」患部を清潔に保つ為に「うがい薬」などが、処方されます。

体調を整え、患部の炎症が有る程度治まった時点で、親不知の抜歯を示唆されることでしょう。
一般の歯科医院で抜歯するのが難しいような場合は、口腔外科の専門医を紹介されます。

2.萌出時の疼痛

親不知が、きちんとした位置に生えてこようとしているのなら、それまでの間、痛み止めなどを使って待つことになるでしょう。

ただ、生えてくるのが難しい位置にあって、隣の歯に何か影響をしているような場合は、抜歯を勧められることも有ります。
この場合の抜歯は、まだ生えてきていない歯の抜歯と言うことになります。痛みの程度や、隣の歯への影響を考えて、抜歯を受けるかどうかをきめて下さい。

3.親不知に限らない痛み

親不知が虫歯になったために痛みが有る場合は、通常の虫歯の治療と同じような処置になります。

ただ、親不知が生えている位置によっては、治療が大変困難な場合も有ります。その場合は、抜歯を勧められることも有りますので、御自身の希望を歯科医師に伝えるようにしましょう。

6)抜くのが大変って本当?

親不知を抜いたけどとっても大変だったという話をよく聞きます。
親不知のある場所によっては確かに大変です。

親不知のある場所が、下顎で、きちんとはえてくることができないで横を向いてしまっている時は、ちょっと大変かも知れません。

上を向いてちゃんと生えてきた歯にくらべると、半分埋まっている歯を抜く為には、歯をいくつかに分割しなければならなかったり、歯の一部を覆っている歯槽骨を除去しなければならなかったりと、手順が多くなります。時間もかかります。処置の内容上、麻酔も多めに使うことになります。

また、口の奥の方にあるのですから、ある程度大きく口を開けていただかなければ、手が届きません。

このような事を考えると、大変なこともありますとお答えせざるを得ません。一般の歯科医院では困難な場合は口腔外科の専門医へ紹介する場合もあります。

ですから、保存することと抜歯することのメリット・デメリットをよく考えた上で、抜歯するかどうかを決めましょう。抜くかどうかは、主治医と良く相談して決めて下さい。

「どんな時に痛くなるの?」の項で触れたように、
智歯周囲炎の痛みは、体調の悪い時に起こりがちです。
それは、とりもなおさず、本人にとって一番困る時に起こると言うことです。

例えば、

・仕事の山場で徹夜を続けてここを乗り越えれば、という時
・結婚式の直前
・妊娠初期のつわりで栄養がとれない時
・出産後の授乳期で、夜もよく眠られない時
そんな時です。

特に、妊娠初期や授乳期の患者さんは、抗生物質を含め、投薬を嫌います。しかし、智歯周囲炎の急性症状が出ている時、投薬無しで乗り越えることは困難です。妊娠初期はともかく、授乳期であれば一旦ミルクに切り替えて他の人に夜間の授乳を替わってもらって睡眠をとるようにお勧めしたい程です。

これから先、もっと大変な時に痛みが出て、抜くにも抜けないという事もあるかもしれないと言うことを考えに入れて、今抜くかどうかを決めて下さい。個人的には、女性の方は、出産をしないと決めている場合を除いて、妊娠の可能性の無い時期に抜歯をすませて置くことをお勧めします。

7)抜いた後腫れるの?

最後に抜いた後の事についてご説明します。

確かに抜いた後に腫れることもあります

腫れるのは大抵、下顎の親不知です。
痛みがでやすいのも、抜きにくいのも、そして抜いた後腫れることが多いのも下顎の親不知です。

特に、埋まっている部分が多い時、何回も炎症の症状を繰り返してきた時、などは後からも腫れが起こりがちです。
炎症の症状が治りきらずに腫れていることもありますし、歯を抜く為の手術の結果、周囲の組織が腫れていることもあります。後者は怪我をした後にこぶになったりすることと同じような物だと思って下さい。

この腫れが外に向かって広がると、頬が膨らんでみえます。顎の上の方に向かって広がると、顎の関節の周囲に近付く為口を開けづらくなります。下の方、のどの方に向かって広がると、ものを飲み込みづらくなったり、のどがいがいがするようになったりします。

このような症状は、抜歯後1~2日がピークで、その後次第に楽になり、だいたい1週間から10日後には、歯茎を縫いとめていた糸を抜糸することになります。

抜糸後の治療

抜歯は急性症状が治まってから行われますし、術後感染の防止のために、必要な場合は抗生物質の服用も指示されますので、きちんと指事を守っていれば、まず感染による症状の悪化が起こることはありません。

通常は、抜歯の翌日に消毒のために受診し、次は抜糸のために受診します。状態がよければ、抜糸を行って治療を終了することになります。

ほかにも親不知が有る時

他にも親不知が有る時には、抜糸後の治癒を待って、抜くように勧められるかも知れません。急性炎症を起こす前に抜く方が本人に取っての苦痛は少なくて済むと思います。抜歯の必要のない親不知の抜歯を勧められる可能性は低いと思います。

できれば早く抜いておいた方がよいでしょう。

 

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