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虫歯の予防

虫歯にならないためには どうしたらいいのでしょう?
歯科医院で勧められた予防処置の事をもっと良く知りたい!
毎日の生活の中で何に気をつければいいのでしょう?

そんな疑問にお答えします。

 1)フッ素を使う虫歯予防
 2)フッ素 Q&A
 3)家庭できるフッ素の応用
 4)シーラント
 5)歯ブラシ
 6)食生活
 7)健康って何?

1)フッ素を使う虫歯予防

1.フッ素塗布

予防処置としてもっともよく耳にするのがこのフッ素塗布ではないでしょうか?

フッ素には歯の成分と反応して、虫歯の原因となる細菌に由来する酸に溶けにくい化合物に置き換える作用があることが知られています。この働きを利用して、虫歯になりにくい性質の歯をつくるのが、フッ素塗布の目的です。

しかし、絶対に溶けない性質にする事はできませんから、歯の清掃状況が悪い場合は虫歯になることもあります。

フッ素塗布は、歯科医院、または集団検診の場などで行われ、通常3~4ヶ月おきに行います。

・フッ素塗布の方法

まず、歯の表面をきれいに清掃します。それからフッ素の塗布を行います。塗布の方法は、いろいろあります。

 歯並び全体を被う装置を使って数分間歯の表面にフッ素を作用させる方法。
 綿花を用いて、塗布する方法。
 歯ブラシやデンタルフロスを用いて塗る方法。

また、塗布に用いる材料にも、ペースト状、泡状、液体状などの様々な種類の物があります。

塗布の終わった後は、しばらくの間、うがいをしないように指事をうけると思います。

2.フッ素洗口

比較的濃度の薄いフッ素化合物の溶液を用いて、うがいをする方法です。1週間に一回程度の頻度で、学校、幼稚園などの集団または、家庭で行います。よく歯ブラシをした後で、歯の表面全体に行き渡るようにぶくぶくうがいをします。

2)フッ素 Q&A

フッ素について、不安を持つ方もいらっしゃいます。
フッ素に関してよく聞かれる疑問にお答えしましょう。

・フッ素って何?

フッ素は元素記号 F で表される元素です。自然界にもともと存在する元素で、どこにでも存在し、すべての生物に微量ですが含まれています。特に意識すること無く通常の生活の中で、飲料水、食物などを介して摂取しています。微量必須栄養素の一つと言われています。

・どんな作用があるの?

歯のエナメル質を虫歯になりにくくします。
飲料水中のフッ素濃度が高い地区、または水道水にフッ素の添加を行っている国などでは、歯が作られる時にフッ素の作用が発現します。

フッ素がエナメル質の結晶にとりこまれたフロオロアパタイトの生成、フッ素の存在下で起こる結晶性の高いハイドロオキシアパタイトの生成によって、エナメル質の耐酸性、耐溶解性が高まります。平たく言えば、歯ができる時に、虫歯になりにくい歯が作られると言うことです。

歯が生えた後で、フッ素を作用させた場合、歯の表面のエナメル質のアパタイトをフルオロアパタイトに変えて耐酸性を向上させます。また、洗口などで低濃度のフッ素を長期間作用させることで、エナメル質のハイドロアパタイトの結晶性を向上させます。

・本当に虫歯にならないの?

飲料水のフッ素の濃度を高めた場合、虫歯数が少なくなること、ウ蝕予防率が高くなることが知られています。また、フッ素塗布、フッ素洗口が継続的に行われた場合、虫歯の数が少なくなることも知られています。ただし、個人について考えた時、フッ素を塗れば決して虫歯にならないということではありません。

フッ素濃度が高い飲料水を摂取している場合、低い濃度の地区にくらべて虫歯が予防されているという事であり、フッ素塗布・フッ素洗口を行わなかった場合にくらべて、虫歯になりにくいということです。

フッ素を塗ったからと言って安心せず、家庭での虫歯予防を心掛ける姿勢が大切だと思います。

・害になるようなことは?

何かが決して害にならないなどと簡単に言い切ることはできません。フッ素の摂取量が継続して非常に多い場合、骨硬化症、斑状歯などの原因になることが知られています。一度に多量に摂取した場合、急性中毒症状として、悪心嘔吐などが起こり得ます。

但し、通常歯科で用いられるフッ素塗布剤の濃度と使用量では、このような事が起こる可能性はほとんどありません。また、通常の使用量でのフッ素洗口剤、フッ素いり歯磨剤についても同様です。

フッ素の水道水添加を行っている諸外国では、通常の飲料水などとしての摂取量から逆算して、フッ素添加の濃度を決めている様です。

この項につきましては、下記の書籍を参考文献といたしました。興味の有る方はご参照ください。

「フッ化物局所応用に関するガイドブック」

 日本口腔衛生学会 フッ素研究部編
 財団法人 口腔保険協会 発行
 ISBN4-89605-038-X 本体価格¥2400

3)家庭でできるフッ素の応用

フッ素は歯科医院でしか使えないのでしょうか?
いいえ、歯磨剤にフッ素入りの物を用いる、家庭でフッ素洗口を行う、といった方法があります。

低濃度のフッ素を継続的に長期間、歯の表面に作用させる方法です。

1.フッ素洗口

フッ素洗口は、学校・幼稚園などの集団生活の場で行われることが多いのですが、そのつもりが有れば、家庭で行うことも可能です。かかりつけの歯科医院で処方してもらい、薬局で洗口用のフッ素を購入します。

市販のミラノール(ビーブランド・メディコ・デンタルKK)が用いられることが多い様です。希釈して用いるものですから、使用の方法をよく確認して使いましょう。くれぐれもフッ素の濃度を間違えない様、気をつけて下さい。

2.フッ素いり歯磨剤

歯磨剤は、様々な製品が毎年のように新しく出てきます。何が入っているかは、箱に書いてありますから、成分をよく確認してから購入して下さい。

もともと、歯磨剤の主な目的は歯の表面の沈着物を取り除くことでしたから、研磨剤に相当するものが含まれているものがほとんどですが、中には発泡剤や研磨剤のようなものを使っていないものもあります。何を目的に購入するのか考えて選んで下さい。

4)シーラント

虫歯の予防法として、シーラントという方法があります。
シーラントってなんでしょう?

・シーラントについて

シーラントという耳慣れない言葉。御存じでしょうか?

奥歯の噛み合わせの構造奥歯の表面をよく見てみましょう。上下の臼歯が噛み合うところは凸凹してまるで複雑な山脈のようですね。この谷間になっている溝の部分が、生えて間も無い臼歯が虫歯になりやすい部分です。

・なぜ、溝のところから虫歯になるのでしょう

ちょっと考えても分かるように、凹みになっているところは汚れのたまりやすい部分です。

さらに、この溝は、目で見て分かる以上に深くまで達していることがあります。そんなに深くない時にも、歯ブラシの毛先の太さに比べると、溝の一番深い部分の方が、ずっと狭くなっているのです。

ですから、一生懸命歯ブラシをしていても、溝の奥深くまできれいにすることは、とても難しいのです。

・シーラントの目的

シーラントは、この溝の虫歯を防ぐために考えられた予防法です。まず、歯の表面を機械を使って清掃し、薬品を用いてさらに処理をしてから、溝をシール剤で埋めてしまいます。

シーラントには合成樹脂(レジンと呼ばれる)系統の材料と、セメントと言われる系統の材料の二種類が有ります。その歯の状態によって使い分けられることが多いと思います。

・シーラントの後

シーラントをすると、歯ブラシの届かないような狭い部分はなくなります。ただし、シーラントと歯の境目から虫歯になる可能性は残されています。

シーラントは奥歯の溝の歯ブラシが届かないところをなくしてしまうもので、虫歯に決してならない様な性格のものではありません。あくまで、歯ブラシによる清掃を助けるものとして、とらえてください。

5)歯ブラシ

虫歯予防処置をしたらもう虫歯にはならないのでしょうか?
いいえ、毎日の習慣が大切です

・歯ブラシについて

通常、予防というと、もうその疾患にかからないようになるイメージがあるようです。しかし、歯科における予防処置にそこまで望むことは難しいのが現状です。

せいぜい、体質改善とか、身体が丈夫になるといったイメージで捉えていただいた方がよろしいのではないかと思います。虫歯の原因となる要素は、「宿主=歯」「細菌=歯垢」「細菌の栄養=糖分」と考えられますから、まず、最初に「歯」に対してより虫歯になりにくい条件を整えたということです。さらに、日常生活で他の要素に対する方策をたてるというわけです。


最近は以前「成人病」と呼ばれていた疾患を生活習慣病と呼びますが、歯科の二大疾患と呼ばれる虫歯と歯周病のいずれも「生活習慣」に根ざした疾患と言って良いでしょう。

何よりも、日頃の生活の中で予防を心掛けることが大事です。具体的には何を食べるのか、食べた後どのようにしてきれいにするのか、です。

・虫歯になりやすいところ

虫歯になりやすい場所は、歯と歯茎の間・歯と歯の間・奥歯の噛み合わせの三ケ所です。汚れがたまりやすく、放っておくと汚れがとれない場所です。大抵の人の虫歯は、こういう場所から始まります。

また、その人の歯並びの状態によって、汚れやすいところ、虫歯になりやすいところが決まってきます。歯並びに凸凹がある人は、歯ブラシだけできれいにすることは困難です。他の人にくらべて、虫歯になりやすい傾向があります。

小さなお子さんの場合は、年令によって歯並びの様子が変化して行きますが、それに応じて虫歯になりやすいところが変わっていきます。同じ年令のお子さんが同じようなところに虫歯を作っているということは、よくみかけます。

歯ブラシは、この、虫歯になりやすいところを重点的に行いましょう。

・清掃の方法

清掃の方法は歯ブラシだけではありません。

歯並びがきれいな人は、歯ブラシだけでもそこそこきれいに磨くことができます。

しかし、歯並びに凸凹が有る場合は、デンタルフロスなどを併用しなければ、きれいにはできないかもしれません。

ブリッジを入れているような人や、歯の間にすきまがある人は、インターデンタルブラシと呼ばれる小さな試験管ブラシのようなもので、歯ブラシの届かないところをきれいにするといいでしょう。

矯正中の人は、矯正用の特殊な歯ブラシもありますので、かかっている医院で相談なさって下さい。

・歯ブラシの回数

毎食後に行うことが望ましいのですが、その人その人によって置かれている状況は違いますので、実行することは難しいかもしれません。少なくとも一日に一回は、しっかり時間をかけてきれいにしましょう。

虫歯の少ない人でも、一週間に一回くらいは、デンタルフロスも使って歯の間までしっかりきれいにしてみましょう。思い掛けないほど汚れていることもあります。

・歯磨剤について

歯垢を取り除くという目的からは、歯ブラシだけでも十分ではないかと思っていますが、歯に色素が沈着しやすい場合、フッ素を恒常的に応用したい場合などには、目的に応じた歯磨剤を用いられてもよろしいと思います。

・歯ブラシの効果

歯垢を取り除くことによって、虫歯以外にも歯周病の予防にもなります。歯垢が原因になっておこる口臭については、清掃によって改善が期待できますが、他の原因が有る場合も有るので、十分気をつけてきれいにしているのに口臭が指摘される場合は歯科医院などで御相談ください。

6)食生活

歯ブラシをしていれば虫歯にならないのでしょうか?

・食生活について

予防処置もしたし、毎日はブラシもしている。他にも気をつけなければならないことがあるなんて、とても大変かもしれませんが、毎日の食生活も大切な要素です。
続けて食生活についてお話します。

・砂糖について

砂糖の消費量が増えはじめる、と虫歯の発生率が上昇しはじめるということは、良く知られています。砂糖は美味しくて効率のよい栄養源ですが、それは人間にとってだけではありません。細菌にとってもごちそうだということです。

・甘いものの摂り方

同じ量の砂糖をとるのであれば、長い時間口の中に有る方が虫歯の原因になりやすいと思われます。口に含んでいる時間が長くなりがちなタイプの菓子、だらだらテレビを見ながら何かを食べている習慣、こういう事の積み重ねが虫歯の原因を作っていきます。

一定の量の菓子を、長過ぎない時間で、甘くない飲み物と一緒にとるのが、理想的な摂り方でしょう。できれば、市販のお菓子よりは果物のような食物繊維をたくさん含んだ物のほうがおやつとしては望ましいのですが。

現代の生活で全く甘いものを食べないことは難しいかも知れません。どのような形でとるのかを考えてみましょう。

母親ががんばって甘いものを制限していても、同居の祖父母からもらってしまうことや、父親がお土産に持ってかえったりする事もあるでしょう。なぜ制限しているのか、何が可哀想なことだと思っているのか、なんとか分かってもらいたいものです。

家庭の中では問題がなくても、子どもが大きくなり行動半径が広がると、よそのお宅でお菓子をごちそうになってしまうこともあります。同じような考え方のお宅ばかりとは限りません。せっかくご好意でごちそうしていただいたものを、とがめだてするようなことはできないでしょう。

歯ブラシを厳密にするなどの方法で、乗り越えられればと思います。

・虫歯の原因とならない甘味料

最近脚光をあびたキシリトールなどのように、甘味はあるが虫歯の原因とならない甘味料もあります。市販のお菓子を購入する時には成分についても御一考ください。

7)健康って何?

健康な生活ってどんな生活だと思いますか?
虫歯だけにこだわらない健康な生活を送って下さい。

子育てに熱心になる余り、ほんの小さな一点の針の先ほどの黒くなった虫歯にも、すっかり意気消沈してしまう方がいらっしゃいます。けれども、毎日元気に楽しくすごしているのなら、極端な話、一本や二本虫歯が出来たくらい、どうということはないのではないでしょうか?

健康な状態と言うのは一点の傷もなくぴかぴかの状態のことなのでしょうか?楽しく美味しい食事を楽しむことができて、毎日が充実していることも方が、大切ではないのかしら、と思うことがあります。

真面目な性格のお母さんは、完璧な子育てを目指して、少々行き過ぎてしまうこともあるようです。お子さんの人生をしっかり支えることができるような、トータルな意味での健康を授けてあげられたらいいですね。

どこか一点にばかり集中してしまうと、往々にしてどこかに歪みを生じてしまいがちです。無理をさせていないかしら、と時には立ち止まられるだけの余裕があってほしいものです。これは、虫歯だけに限ったことではないのではないでしょうか。

子どもが大人になるまでには長い時間が必要です。ゴールははるか彼方です。ある時点で虫歯が一本もない子どもであることよりは、自分の健康を自分で管理し、充実した生活を送られる大人に育つことの方が大切ではないのだろうかと、思うのです。いつまでも、親の管理下に置いておく事は不可能なのですから。

みなさんの健康な生活はどんな生活ですか?


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