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学校検診のチェックポイント

夏休みの前までに多くの学校、幼稚園などで歯科検診の結果のお知らせをいただくと思います。
折角受けた検診を上手に利用しましょう。

 1)学校検診でもらう紙のチェックポイント
 2)学校検診の意義と限界
 3)虫歯があると言われたら
 4)歯肉に炎症が有ると言われたら
 5)歯並びが悪いと言われたら
 6)要注意乳歯と言われたら
 7)早期発見・早期治療について

1)学校検診でもらう紙のチェックポイント

現在の学校歯科検診では次のような点をチェックしています。まず用紙をよく見てみましょう。

1. 虫歯の有無

今お子さんを育てている方の子供時代にも、もちろんあったと思いますが、虫歯の状態のチェックです。学校によって記載方法がちがうのですが、乳歯、永久歯にわけて、治療の必要な虫歯の数が記入してあることが多いようです。

2. 歯肉の状態

最近では、子供の歯肉炎の有無もチェックされています。

大人の歯槽膿漏のような重症なものはまずありませんが、歯ブラシがゆきとどかない状態が長く続いている場合が多い様です。また、次にのべるような歯並びのでこぼこが原因で上手に磨くことができずにいることもあるようです。

3. 歯並びの状態

日本人の歯並びは次第に悪くなっているのではないかとマスコミでも取り上げられることが多くなってきたように思います。学校検診でも、歯並びの状態のチェックが行われています。

最近増えていると言われているのは、歯並びの凸凹ですが、

これ以外に、
 下顎がでている反対咬合   下顎前突、
 いわゆる「出っ歯」の、   上顎前突
 上下の歯が噛み合っていない 開咬
などがあります。

4. 生え変わりの時期の乳歯

生え変わりの時期がきている乳歯が要注意乳歯などとチェックされていることがあります。大人の歯が生えてもきちんと抜けていない時などは歯科で診てもらうといいでしょう。
検診の用紙をよく見てから、かかりつけの歯医者さんにおでかけください。

お子さんの口の中と見比べて疑問に思うことがあったら担当医に御質問ください

2)学校検診の意義と限界

検診の用紙をもらって歯科医院に行くともらった用紙と歯科で言われた虫歯の本数が違っていたということはありませんか?

・学校検診の限界

学校検診は、体育館や空き教室を利用して、短時間で多くの生徒さんの口の中を検査します。口の中を見るためのライトは簡単なものですし、採光のよい部屋とは限りません。多くの場合は、歯科の診療室と違い少々うすぐらい場所での検診となります。

歯並びや、歯肉の状態、大きな虫歯の有無はわかりますが、歯の間のできかけの虫歯を見つけるのは大変難しくなります。

従って、歯科医院で検査してもらうと、「他にも虫歯がありますね」と言われるケースも出てくるのだと思います。逆に、虫歯として指摘されたけれど、歯科医院ではこのまま治療せずに見て行きましょうと言われる場合も有ります。

ではなぜ学校検診を行うのでしょうか?という疑問も出てきます。

・学校検診の意義

なぜ、と言われると困ってしまうのですが、これは私の私見としてお話します。

一つは、虫歯の有無などをある程度チェックすることで、早期治療に結び付けること。また、放置されている大きな虫歯等が見のがされることはまずありませんので、早期発見ではありませんが、それ以上の進行を食い止めることはできると思います。

もう一つの意義としては、学校、市町村、または国単位での検診結果を集計することで、現在の子どもたちがどのような虫歯の状態に有るかを把握し、これからの行政の対応を決める資料になるのでしょう。

では、検診で虫歯を指摘されたらどうしたらいいのでしょうか?

3)虫歯があると言われたら

学校検診で虫歯の指摘をうけたら、まず、検診の用紙で虫歯の本数をチェックしましょう。小さなお子さんではおうちの方がチェックを、親が見るのを嫌がるようになったら本人に鏡を使わせて虫歯の状態をチェックしましょう。

だいたいどの虫歯の事を言われたのか見当がつくと思います。虫歯が大きくなっている時には、急いで歯科医院の予約をとりましょう。
もし、どこに虫歯があるかわからないようであればそれほど大きな虫歯ではないはずです。あまり急がなくても大丈夫ですが、痛みなどの症状がなくても歯科医院で検査をしてもらうことをお勧めします。

検診で虫歯の指摘を受けても、生え変わりの時期が近い乳歯は処置をせずに観察の対象になる時もありますし、永久歯の虫歯でも小さなものは急いで治療をせずきちんと清掃をすることで現状を維持できることもあります。かかりつけの歯科医院でよく相談してみましょう。

また、検診で指摘を受けていなくても、歯科医院で見てもらうと歯の間などの隠れた虫歯が発見されることがあります。歯の間の虫歯は外から見えなくても大きくなっていることがあります。レントゲン検査等の結果、治療が必要と言われた時は、よく説明してもらってから治療してもらいましょう。

4)歯肉に炎症が有ると言われたら

『まだ子どもなのに歯肉が腫れていると指摘されました。そういうこともあるのでしょうか?』このようなご質問を受ける事もあります。小学生なのに歯肉に炎症が有ると言われる場合もあります。

1.小学生の場合

小学生で歯肉の状態が悪いと言われると、『子どもなのにまさか!?』と思われる方が多いのではないでしょうか?

大人の方のいわゆる歯槽膿漏のような重症なものはまず見られませんが、学校検診に行くと歯肉の状態があまり良くないお子さんをみかけます。多くの場合は、あまり歯ブラシが上手にできていないようです。早くも歯石がついていることもあります。

歯並びの凸凹があるお子さんは、どうしてもへこんでいるところの状態が良くないように思います。時々チェックしてあげるといいでしょう。

歯科医院で相談すれば、歯科衛生士さんに上手な歯ブラシの仕方を教えてもらえます。歯石がついている場合はきれいに清掃してもらいましょう。お子さんの歯肉の炎症は、きちんと歯ブラシすれば比較的短期間で治ってしまいます。

2.中学生の場合

子どもの虫歯は少しずつ減少してきていると言われています。しかし、小さい頃はおうちの方に仕上げ磨きをしてもらい、小学校の頃は言われた通りきちんと磨いてきて虫歯の少なかった人が、中学くらいからすっかり歯ブラシをしなくなってしまうこともあります。

歯科医院の側としては、『あら、この子が?』と思うようなことがあり、がっかりしてしまいます。

けれども、もう小さい子どもではありません。自分で納得しなければ、毎日の習慣として歯ブラシを続けることは難しくなります。しかし、ここでしっかりした習慣を身につけないと、早い時期に歯槽膿漏になってしまう可能性があります。本人も若い内に入れ歯を使うようにはなりたくはないはずです。

中学生の歯肉の炎症が指摘された場合には、かかりつけの歯科医院でよく話してもらいましょう。歯肉の汚れがどんな結果につながるかを、まず、本人に理解してもらうことが必要です。

5)歯並びが悪いと言われたら

色々な形の歯並びの不調和があります。本人も、おうちの方も気にしていなくても歯科検診で指摘を受けることがあります。まず、かみ合わせを見てみましょう。

今まで気にしていなかった場合、少しショックかもしれませんが、多くの場合は何らかの歯並びの不調和があるはずです。

分かりやすい不調和である「受け口」「乱ぐい歯」の場合には、早くから気にしている方が多いので、お知らせの紙で指摘をうけると「ああ、やっぱり」という気持ちになるようです。

一方、あまり気にしていないことが多い
 「上の歯がでている」=『上顎前突』
 「上下の前歯がきちんと噛んでいない」=『開咬』
の場合には検診のお知らせで初めて知る方がいらっしゃるようです。

虫歯などの指摘を同時に受けている時には、まず、かかりつけの歯科医院で虫歯治療の際に御相談になるとよろしいでしょう。早めに矯正を始めた方がよいという診断であれば、矯正治療を行っている歯科医院などの御紹介をいただけると思います。急ぐ必要がない場合には、定期検診の都度、噛み合わせをチェックしていくことになるかもしれません。

歯並び以外に指摘がない場合には、矯正相談を受けることになりますが、今までに矯正歯科とのおつきあいがない方 がほとんどです。どこの矯正歯科にかかるかは、迷うところでしょう。

NTTのタウンページなどで、矯正歯科の項を調べたり、ホームページで検索したり、またはお友達に相談したりして、矯正治療を受けられる医院を探されることになります。

まずは、予約の電話を入れて、医院の雰囲気を掴んでから、初回の受診をするかどうかを決め、予約をとって下さい。その際、初診時の費用についても確かめておかれると安心かと思います。

なかなか決められない時にはいくつピックアップして電話されても宜しいのですし、余裕があれば数カ所で相談を受けた上で決められてもいいのです。

矯正歯科の初診時の矯正相談については、こちらを御覧下さい。

6)要注意乳歯と言われたら

これは、永久歯との生え変わりが近くて、ぐらぐらしていたり、歯茎の色がピンクに透けて見えていたり、あるいはもう横から永久歯が生え始めていたりする歯のことです。要するに、生えかわりの仕方がちょっと心配な乳歯、そろそろ抜いた方がいいと思われる乳歯のことです。最近は、永久歯の歯並に影響しているような乳歯、レントゲン検査が必要な乳歯も要注意乳歯としてチェックしています。

特に永久歯が見えているのに乳歯が残っているような時には、自分で抜くのは難しいことが多いです。無理をせず歯科医院で抜いてもらった方がいいでしょう。あまり強い力で無理矢理抜こうとすると、乳歯の根が少し残ってしまったりすることもあります。少し動かしてみて、全然動いていないような時は早めに受診して下さい。

中には、そのままひとりでに抜けるまで放っておいても大丈夫なこともありますが、取りあえず、一度かかりつけの歯科医院で見てもらう方がよいかと思います。検診の時期と紙をもらった時期が離れていると、歯科を受診した時にはもう抜けているという事もあります。

7)早期発見・早期治療について

早期発見、早期治療というのは良く聞く言葉でしょう。

その疾患によって意義は違ってきますが、歯科の場合、早く見つけて治すことでそれ以上の進行を止められる場合が多く見られます。進行してしまった虫歯、「神経」に届いているようなもの、さらに進んで歯茎が化膿してしまったような場合、治療の期間も長くかかります。中には抜かなければならないことも有ります。もう少し早く来てくれていればと、内心思うこともあります。

一方では、小さな虫歯、虫歯になりはじめたばかりの時には、歯科医師や歯科衛生士の指導の元に丁寧な管理をすることで、削ったりせずにそのままの状態を維持できる事もあります。最近コマーシャルなどでも聞く、再石灰化を期待すると言う事です。

この早期発見・早期治療こそが、学校検診の本人にとってのメリットでしょう。

上手に検診の結果を利用して、健康のために役立てて下さい。


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